占星術 月星座を中心に。

太陽:乙女座 × 月:牡羊座

本質は乙女座的な繊細さと堅実さ、緻密さ。

内側に情熱と一本気。一番になりたい、一番でありたい。負けたくない。勝気。時に軽率。

合わせ技で純粋な部分。

やはり月星座の方が自分でよくわかる。

 

牡羊座の月
 -Moon in Aries-

<キーワード>

外からの刺激に対し、本能的にしてしまうリアクション
 何事も熟考するというより、早く反応することに価値を置く。
心から幸せを感じること
 自分がリーダーシップを取れる状況で、何かに全力投球しているとき。
苦手とする状況
 自分の弱さを思い知らされること。物事がシロクロはっきりつかない状況。
あなたが恐れること
 決断できない状況に陥ること。
対人面で学ぶこと
 人の気持ちに寄り添うこと。周りへの気配りをすること。

 

<子供時代に培われた無意識の性質>

 あなたがまだ子供の頃、世界は常に新鮮さに満ちていました。新しい刺激に興奮し、勇気をもって物事に挑戦することに喜びを感じたでしょう。牡羊座に月がある人は、自分が何をしたいか、何が欲しいのかを素早く感じることができます。そして考えるよりも前に、体が動き、行動を始めます。とにかく前に進むことが、この人たちに本能的に備わった性質と言えるでしょう。しかし前へ前へと進む過程で、実は本当にそれが自分に必要なものかどうか、わからないままに体が動いていることもあります。
 月は感情と結びついています。牡羊座の月は、心の中の感情をじっくり味わうというより、自分がどう感じたか即座に反応します。特に「怒り」や「喜び」をストレートに表に出しますが、それが周りにどんな影響を及ぼすか、などと考える余裕はありません。心の中にスイッチがあり、感情が動くと同時にそのスイッチがONになるという感じです。そういう意味では、牡羊座の月に悪気はありません。ときには正直すぎる物言いで、周りを傷つけてしまうこともありますが、内面は感じやすい子供のままです。自分の言動が引き起こす周りの理不尽な扱いにビックリし、逆に傷ついてしまうこともあるようです。
 勇気という言葉は、あなたのためにあるといっても過言ではありません。たとえ一見、おとなしそうに見える人がいたとしても、ときにはびっくりするような大胆な行動に出て、周りを驚かせたりします。勇気をもって何かに挑戦する、その緊張感をこよなく愛する人々です。牡羊座占星術でトップに位置する星座。したがって「一番になる」「抜きんでる」という性質が備わっています。
まだ自分が何者かもわからない子供時代であっても、牡羊座に月がある人は、「個人」としての意識が強く、他の人やものに頼ることが苦手です。だれかの、また何かの助けが必要だと思うだけで、心が穏やかではなくなるのです。
 月は本来、自分にとって“快適で安全”でいられる方法を示します。牡羊座の支配星は火星であり、そのシンボルはギリシャ神話の戦いの神・アレスです。あなたの中にはアレスが象徴する闘争本能が眠っています。とするとこの月の配置は、“快適で安全”というキーワードとは相容れない部分があります。安全な場所を見つけてリラックスしたいのに、心はなぜか次の冒険に思いを馳せてワクワクしてしまったり、わざわざ困難な道を選んで戦いや争いを引き寄せてしまったりするからです。
月が牡羊座にある人は、人生には争いがつきものと考える傾向がありますが、わざわざ自分で争いの種を蒔く必要はありません。物事の第一印象は大切にしつつ、即座に反応せずに熟考するというレッスンを行ってみましょう。あなたには純粋さと素晴らしい情熱があり、たとえ失敗してもすぐに立ち直れる力が備わっています。

 

<人からどう見えるか、また初対面の人への接し方>

 あなたの第一印象は、それぞれの太陽星座の性質にもよりますが、話を始めるとその特徴が見えてきます。たいていの人は、あなたを「とても正直な人」と見るはずです。気になるテーマには少々前のめり気味に食いついてくる傾向がありますが、逆に興味が持てないと単に微笑んでいるか、つまらなそうな顔をしてしまうでしょう。初対面の相手にも、気になる相手には自分から話しかけ、相手の連絡先を聞き出しますが、興味のない人にはそれが顔に出てしまうかもしれません。また月が牡羊座にある人は、いつも何かに夢中になっているか、日々の予定がいっぱいで、せかせかとあわただしい雰囲気を漂わせている場合もあります。

 

<母親との関係(愛を得る方法)>

 月は私たちが社会で出会う人間関係をも表しています。生まれたばかりの子供にとって、母親は世界そのものです。月が牡羊座にある子供は、目の前にいる自分を愛し、育んでくれる人の期待に応えようと、自分自身を鼓舞するようになります。実際の母親があなたに大きな期待をかけたかどうかはわかりませんが、あなた自身がそう感じたことに意味があるのです。
 もしあなたに兄弟がいれば、その中で抜きんでる存在になることが重要になります。母親に気に入られるためには「戦って勝つ」必要があると感じ、勉強やスポーツなどで一番になるために頑張るでしょう。たとえ一人っ子だとしても、母の愛情を得るためには何かの道でトップをめざすことが自分に与えられた課題だと思うのです。愛情表現はとてもストレートで情熱的です。黙って待っていたのでは、母親=愛する人の関心を買うことができないからです。月が牡羊座にある人にとって、愛とは戦って勝ち取るものと映るかもしれません。
 また月が牡羊座にあると、母親からの愛情を切望する一方で、実際の母親からあまりに盲目的な愛情を注がれると、それを支配と感じて反発してしまう傾向もみられます。「愛して欲しいけど、その方法は望まない」というアンビバレントな感情を抱いてしまう場合もあります。

 

<人間関係の営み方や愛情の育み方>

 このような幼少時代の母親との関係は、あなたが成長過程で出会う人間関係に影響を与えていきます。友だちであれ恋愛対象であれ、自分から思いを告げなくては相手に伝わらないと感じ、まっすぐに相手にアプローチしていきます。あなたにとって他人の存在は、心の中のスクリーンに投影された登場人物のように感じられるかもしれません。「この人ってこういう人」との思い込みが強く、自分が描いたイメージと相手をだぶらせていきます。牡羊座の月は、正直さと情熱に満ちているため、その思いが伝わればつき合いに発展するでしょう。しかしごく親しい関係になるとリーダーシップを取りたがり、物事を思うように進めたがる傾向があります。またちょっとしたことで怒りを爆発させたり、相手が煮え切らない態度を取るとイライラを募らせたりもしそうです。これは幼少時代の母親との関係に起因しているかもしれません。
 また一度思いを遂げてしまうと、つまり相手に「受け入れられた」と感じると、次の興味に関心が移ってしまうこともあるようです。自分には帰る場所があるとわかった上で、新しい冒険に心が駆り立てられるのでしょう。人間関係の営み方は、自分がどう感じるかが大切であり、相手の本心を探ったり、心の機微に触れたりすることが苦手です。一方的な人間関係ではなく、友人やパートナーがあなたに理解されている、また必要とされていると感じられるように努力をしてみましょう。そしてすぐにムキにならず、じっくりと絆を深めていけるようにしたいものです。
 牡羊座の月はまた、あなたが親になったときの愛情の育み方をも暗示します。かつてあなたが子供の頃、母親に過剰に期待されていると思い込んだように、あなた自身も同じように少々押しつけがましい親になる可能性があります。子供のためによかれと思って、あれこれ口出しをする可能性もあります。彼らの自立心を促し、ゆっくりと見守っていくようにしたいものです。

 

<一人でいるときのふるまい>

 牡羊座の月は、単に「何もしない」状況を好みません。何かをしないより、したほうがましだと考えるからです。たとえば休日に一日、家でゴロゴロ過ごしてしまうと、何か大切なことを逃しているような感覚に陥ります。この配置は行動力を授けます。だれにも邪魔されずに、自分のペースでやりたいことをやるという感じです。家で一人で過ごしていても、より快適に過ごすために家を片づけたり、何らかの用事を見つけて動き回っていることが多いでしょう。

 

<安心を得るために必要なこと>

 退屈な環境に身を置くほど、あなたを「不安」にさせるものはありません。どうやったら自分や自分の周りが生き生きと活気づくかを考え、行動に移すでしょう。今手がけていることが動き始める、また明るい未来が垣間見えると、あなたの心は踊り、そしてそれが「安心」につながります。

 

<適性>

 牡羊座の月は「直観」やパイオニア精神に優れています。企画やアイデアが勝負とされる分野に適性があるでしょう。またじっと動かない業種より、アクティブに動ける業種、たとえばスポーツ関連、負けず嫌いなので「闘争心」が生かせる業種、そしてチャレンジ精神にも溢れるので、未知の分野の先駆者をめざすのもよいでしょう。

 

<ストレス解消法>

 勝ち負けのあるゲーム、アウトドア系レジャー、家の断捨離、自然を満喫できる旅行。

 

<健康>

 牡羊座に月がある人は、若々しくアクティブなので、健康に恵まれる人が多いでしょう。ただし支配星、火星の影響を受けるので、事故やケガなどには注意が必要です。また牡羊座は頭部を支配するので、慢性的な頭痛や歯痛、熱病、不眠症などにも気をつけて。

引用http://hojosha.co.jp/free/moon_astrology02

とてもわかりやすくて良い。