瞑想の目指すところ

 脳は常におしゃべりしている。心のノイズ、という言い方も聞く。それを少し黙っててもらう。つまりは自分の思考以外のところに意識を向けることでそれが可能になる。そうでないと脳はしゃべりっぱなしだ。疲れる。多分眠っていても夢をみるというのはそういうことなのだろう。

 瞑想、あるいはマインドフルネスと言われるものはそれをするための方法なのだろう。眼筋の疲れを休ませるには遠くの緑を見よ、と小さい頃言われたものだけれども、限りなく遠いものに焦点を合わせると眼筋の緊張が解けるのだそうだ。そういうイメージにも似ているだろうか。

 脳の疲れを取る。心のノイズを静めて平坦な状態でいる。それが瞑想していない時の自分の脳の元気を取り戻す。それも瞑想の効果の一つなのだろうし、私はそれを期待している。

 そのせいか集中力が上がっているので、やることが捗る。そのせいで自己肯定感は上がる。瞑想そのものでも上がっているのかもしれないが、そこについてはまだ自分自身無自覚だ。実感できたらいいのだろうな。