恐怖と不安を克服する方法
私は恐怖と不安が強く、行動が遅れがちになる。それが自分でも嫌で、逆に見切り発車をしてしまう場合さえもある。それはとてもよろしくないと考えて、恐怖と不安を克服する方法をいくつかネット上で調べた。
多くのページの中で、一番自分にしっくりきたのがこのページ。
私なりに噛み砕いてみる。
6つの気づきと4つのステップ
気づき
- 恐怖は人間にとって当たり前で健全な感情であること。
- 恐怖も不安も、実際にここにあるわけではなく、自分自身の考えから生じているもの。
- ほとんどの恐怖や不安は、未来に起こること。
- 2と3から導き出されるのは、恐怖や不安は自分の思考から生まれ、それが起こるはずの未来はまだ来ていない→思考も未来も変えられるもの
- 自分の思考はコントロールできる。現実は自分の思考が捉えたものである。恐怖や不安は自分自身の認識から生まれたもの。
- 心や思考は自分そのものではない。自分自身と「心や思考」は別のものだと切り離す。ことに心の中のノイズとは距離を置く(これは瞑想
瞑想 カテゴリーの記事一覧 - じぶんの可動域を広げるための記録
の目指すところとも一致する)
4つのステップ/ファクトvsフィクションエクササイズ
- 今、自分が不安や恐怖を感じている物事について書く。詳細に、どんな想像をしたのか、何が怖いのか。
- その分析をする。書いたことについて、事実であることを書き出す。そうすると、不安や恐怖を感じる事象の中で「まぎれもない事実」はほんの一握りであることに気がつくはず。
- 今度は、1で書いたことの中で、2ではないことについて書く。自分が現実に関してどういう解釈をしているのかを書く。
- これで、「事実」と「虚構」が別のものであることがはっきりする。心が何を予想しているのか。自分の恐れは「虚構」の中にあることをはっきり認識する。
この記事は、「恐怖や不安で溢れていたストーリーを、新しいストーリーで上書きする」という提案で締めくくられる。そうすると自分に劇的な変化が起こるのだという。確かに自分はそういうポジティブな想像をあまりしたことがなかったので、行ってみたら何かが変わるかもしれない。
それはそれとして、恐怖はマイナスの虚構や想像から生まれるわけなのだから、その想像を潰していくような先回りの工夫をすることで、恐怖の範囲を縮め、自分の行動を成功に持っていくことができないだろうか、というのは自分のオリジナルの発想である。
ファクトvsフィクションエクササイズの1と2は、自分が「他に何をすればいいのか」を教えてくれる。恐れや不安が、抜かりのない未来を連れてくるとでも言えるのではないだろうか。結果、恐れもなく行動できるタイプの人よりも、多くの結果を手にすることができるのではないかというのが、私の試論である。だいたい、悪いことというのは、自分が想像するよりも全く別の方向から飛んでくるものなので、予想ができる不安に対処しておいて、気を楽に物事に当たった方がずっといいのではないだろうか。
となると、不安は自分が手にできるプレゼントであるとも言えよう。より良い結果に導くための「足りない部分」へのアンテナとして機能すると考えられるからだ。